今回の記事では、「真っ暗でもメバリングは楽しめるの?」「真っ暗でもメバルは釣れる?」
を、私が持つ過去の経験を元に、「その攻略法&戦略」的なものをお話します!
自分でいうのはなんですが、正直「真っ暗なメバリングでのエキスパート」と自負してますので、ぜひ要所要所で参考にして頂けると嬉しいです!
目次
真っ暗な場所でもメバルは釣れるのか?
そもそも論として、
「真っ暗な中でもメバリングは成立するのか?」
真っ暗メバリングを経験したことがない方は、そう疑問に思いますよね
メバルのセオリーとして【常夜灯周りを狙う!】がありますし、ということは真っ暗だとダメなんじゃ・・・という具合で
もちろん、常夜灯周りがメバリングにおいて優位性を持つことは紛れもない事実ではありますが・・・
だからといって、【真っ暗はメバルが釣れない・・・】ということにはなりません
結論を言うと【真っ暗、メバル釣れます(むしろ個人的に暗闇が好き)】
大型メバルが釣れる可能性
真っ暗なポイントでのメバリングは、【大型が出やすい】傾向にあると感じてます
大型は長年厳しい海の環境を乗り越え成長した個体ですので警戒心が強い。そのため、常夜灯周りなど明るいところよりは、真っ暗闇で身を潜めやすい場所を好む傾向にあると考えてます
あと、やはり真っ暗な場所は「釣り人の数が少ない」ため、単純に大きなメバルが残ってるというケースもあるでしょうね
場所によっては尺を超えるメバルが狙えるでしょうし、僕が通ってる場所だと25cm〜29cmサイズはけっこうでます(なぜか尺がでないんです・・・)
スレてないメバルを狙いやすい
真っ暗な場所は単純に釣り人が少ない傾向のため、「メバルがワームを見る回数が少ない」
つまり、「スレていないメバルが多い」と仮定できます
人気ある常夜灯ポイントなどだと、横並びでギッシリアングラー・・・ってこともあるため、そこにいるメバルは何度も何度もワームを見ています
そうなると、さすがにメバルも「これ、偽物だ・・・危険」となる訳です。
つまり釣れない
この点だけを見ても、真っ暗メバリングを楽しむ価値ありだと個人的には思います
真っ暗メバリングの攻略法
さて、真っ暗の中でもメバルが釣れると分かったところで、
真っ暗メバリングのエキスパートを自称している僕がいつも頭に描いてる【真っ暗の中、メバルをコンスタントに釣っているための攻略法】をサクッと段落ごとにまとめていきます!
ピンポイントを狙う
真っ暗メバリングでは、「何かしらのストラクチャー(障害物)についたメバルを狙う」を基本としています
常夜灯周りでは、「常夜灯の明かり」という明確な指標がありますが、真っ暗メバリングにはそれがありません。つまり、【メバルの居場所を特定するのが難しい】という点がある
なので、個人的には真っ暗闇で闇雲にキャストして広く探るのは止めるようにしてます。結果として「その場を荒らす」となるかもしれませんしね
例えば
- テトラの際
- 沈み根の周り
- 海藻の際(もしくは中)
- 駆け上がり
- 堤防の際
などなど、メバルが付いている可能性が高いな?という箇所をピンポイントで撃っていく。僕のスタイルはこれが中心です
後は、「潮の流れが当たってる場所」「潮目」なんかもベイトが溜まりやすく、メバルが寄っている条件が揃っていることが多いです
明かりに気をつける
釣り場では「海面をライトで照らす」ことにより釣り人同士のトラブルが起こることもあります
これは、ライトを照らすことで「メバルが散ってしまう、警戒してしまう」という理由からです
なので、常夜灯周りであろうが真っ暗な場所であろうが、不必要にライトで海面を照らすことは止めたほうがいいと思ってます。嫌な気持ちになる人が一定数いる以上、やめておくべきでしょう
で、本題です
真っ暗な場所でのメバリングは
【海面にライトを当てないようにする】
を気にしておいたほうがいいです
いかんせん真っ暗ですから、急に明るくなるとメバルがビックリするでしょうし、警戒して口を使わなくなってしまうこともあるでしょう。これ、勿体ないですよね
光を当てても問題なく釣れることもありますが、その裏で【光を当てたことにより、本来は釣れていた尺メバルを逃してた・・・】があるかもしれません
結果論ではありますが、不利益を被る可能性のある行動は、なるべく避けるようにしています
音にも気をつける
例えば風もなく波もなく音もない、そんな状況の中で
バタバタバタバタと走ってきて、仲間内でワイワイ騒いで、鼻歌まじりで歌を歌いながら釣りをしていると、恐らく水の中にいるメバルにもその音が聞こえているでしょう
また、音より厄介だと思ってるのが【振動】で、釣り人が歩く音が海に伝わり、メバルの側線がその振動を感知し警戒する・・・
これ、個人的にはとても気にしてます。
とくに真っ暗に潜む大型個体は警戒心が強いでしょうし、不安点は払拭する意味を込めても、ゆっくり近づき静かに釣りを楽しんでます
月明かりも一つの指標
新月と満月、どちらがメバリング向きか?となれば、個人的には【新月】ですし、概ね多くの方は同じ意見になるんじゃないかな?とは感じてます
満月のメバリング、難しくないですか?
もちろん、釣れない訳じゃないですが・・
特に普段は真っ暗な場所に「月明かり」という要素が加わると【加速度的に難易度がグンと高まる】と思ってます。
なので、真っ暗メバリングを楽しむときは「月明り」も一つの指標となりますね
ランガンする
真っ暗でのメバリングにおいて「ピンポイント」で撃っていくことが多いのですが、ピンに付いてるメバルを狙ってる訳ですので、何度も何度も何度も何度も同じところを通す・・・これにメリットはないと考えてます
個人的には、3投ほどで反応なければ「同じ立ち位置で違う場所を撃ち」、それでもダメなら即移動にてランガンしてます
1度目で見せて、2度目で興味を寄せ、3度めで食わせる!
みたいな感じですね!
暗闇にオススメなワームカラー
ありがたいことに、メバリングにおける「釣れるワームカラーを教えて!」とご質問頂く機会がありますが、ワームカラーに関しては【その日、その場所の状況で判断】が基本のため、確実な正解を出すのは難しいです
ただ、ワームカラーは「明確に釣果差が出る要素」ですので、ここを疎かにするとかなり勿体ない
で、暗闇メバリングで持っておきたいカラーですが
- ソリッドカラー
- 点発光カラー
- グローカラー
- クリアカラー
強いていうとこれ↑
もし、何かしらの力が働き
「今日は2色しか持っていけないルールが発動」するとしたら、僕であれば「黒色のソリッド」「グロー」この2色を持っていきます。なぜなら反対側に位置するカラーと言えるから
グローは一撃で食ってくることが多い反面、目立ちすぎて「暗闇では全くダメ」ということもあります。そのため、必殺技的な使い方を
黒色のソリッドは「真っ暗では存在を消せるレベルの見えにくさ」に加え、例えば月明りがあれば「光を通しにくい性質を利用し、シルエットハッキリ見せることができる」と使い勝手良いです
ちなみに「今日は2色しか持っていけないルールが発動」みたいな何かしらの力が起こることは滅多にないでしょうし、できる限り複数カラーを持ち込み、ローテーションするのがオススメ
ちなみにですが、うちから出してる「ワウムシャッド40」でいうと
- シャンパンホタル(点発光)
- ホワイトグロー(グロー)
- ロックブラック(ソリッド)
- ケイムラクリア(クリア)
この4色をどうぞ!もちろん僕の一軍ワームです
40mmのシャッドテールワームでメバリングにて超活躍します。真っ暗メバリングでいつも使ってるワームなので、同じように使ってもらえると釣果安定するかと!
ワームの存在をアピールする
真っ暗でも明るい場所でもそうですが、メバルに対し「ワームを見てもらう」は絶対条件です
メバルは目が良い魚ではありますが、真っ暗闇では
- グローカラーで見せる
- ちょっとしたアクションを入れる
- ただ巻きで動くワームを使う
- プラグを使う
などなど、メバルに見つけてもらう工夫を一つ付け加えるだけで釣果アップすることも
なお、やりすぎは逆効果です。あくまで要所要所で
ちなみに、メバリングにおける「ただ巻き」と「グローカラー」について別記事で詳しく書いてますので、合わせて読んでみてもらえると嬉しいです!
・メバリングでの「グローカラー」について書いてる記事 |
・メバリングの基本?「ただ巻き」を極めよう |
ジグヘッドウエイトについて
メバリングで思うように釣果を伸ばせていない人のワームセッティングを確認すると
- 軽いジグヘッドは嫌い
- 重たいジグヘッドしか使いたくない
と、「基準よりも重たいジグヘッドを使ってること」がよくあります
誤解のないよう言うと、「重たいジグヘッド」がプラスに働く場面もありますが、真っ暗な状況下におけるメバリングでは
経験上【軽いジグヘッド(その場にバチッとあった重さ)】のほうが、圧倒的な釣果アップを見込めています
例えば0.4gが最適解な状況下にて1gを入れると、明らかな釣果差が出ます。1gが最適解な場面で2g・・・もちろん、これも同じくです
最適解なジグヘッドウエイトは
- 風
- 流れの速さ
- 水深
- 狙うべき場所
- メバルの捕食対象
- 使うワーム
あらゆる要素が組み合わさるため「明確な答え」はなく、
つまるところ、その場に合わせて答え合わせしていくが正解
個人的には
- 1gから入れる
- 反応を見てダメなら少しずつ軽く
- 最終0.4gまで下げる
- それでもダメなら0.2gを入れることも
場合によっては、0.2g差で驚くほど反応に差が出ます
少しずつ調整し、メバルの反応を見ていくことがオススメですね
ちなみにうちからは「ゆるふわヘッド」という、フワフワと漂わすことをイメージしたジグヘッドを出してます!ウエイトバリエーションは少ないですが、使い勝手いいのでぜひ使ってみてくださいね!
フワフワと漂わせるのも効果的
前項の補足となりますが、真っ暗メバリングでは「重たいジグヘッドでストン!と落とす」よりも、その場に適した「軽いジグヘッドでフワフワ漂わす」ほうが釣果が伸びる傾向です
例えば「ただ巻き」であっても、重たいジグヘッドを使うと「早く巻かない」とリグが沈んでいってしまします
軽いジグヘッドであれば【よりスローに引いてくる】ことができるため、フワフワ感を演出することができます
個人的にオススメなのが、上記「ゆるふわヘッド」を使った【ゆるふわ釣法】であり
- メバルがいそうな場所へキャスト
- 5秒ほどレンジを入れる
- ゆっくりハンドルを2回ほど巻く
- 5秒ほどスローフォール
- アタリがなければ3に戻り繰り返す
これが最強です
推奨としては、よりスローフォールに適したワームとゆるふわヘッドの組み合わせで、うちのワームであれば「リブリブ」と組み合わせてもらってることが多いです
この組み合わせ、すごく良いのでぜひ釣果伸ばしてくださいね!
タックルは少し強めのセッティングがいいかも?
真っ暗でのメバリングでは、良型メバルの釣果を望みやすいです
エリアによっては尺超えを狙えるでしょうし、僕がいつも行ってる場所だと25cm〜29cmのメバルがけっこうな確率で釣れてくれます
メバリングの場合、すごく繊細なアジングロッドを流用してるという人も多いでしょうが、良型メバルの可能性を考えると「少し強めなタックルセレクトのほうがいいかな?」とは思ってます
取れない可能性がありますし、ロッド破損に繋がる恐れがありますから
軽く想定すると
- メバリングロッド(6ft〜7ft台)
- ラインはPE(0.4号ほど)
- リーダー「フロロカーボン4lb〜」
こんなもんですかね?
お持ちのタックルから、「これであれば尺メバルきても安心!」ってセレクトすればOKです!
やはりマズメは外せない
真っ暗メバリングを楽しんだ後は、可能であれば「マズメの時間帯」も楽しんだほうがいいです
なぜなら釣れるから
真っ暗から少し薄明るくなるときや、夕方から夜に切り替わるとき、メバルの動きに変化が見られ、バイトが集中するタイミングが生まれることが多いです(もちろん、なーんにもないこともありますが・・)
個人的には、夜中の真っ暗な時間帯にインし、朝マズメを軽くやってから帰る・・・みたいなことをよくやってます。仕事などに影響しない範囲で、「真っ暗+マズメ」を楽しみましょう!
安全対策、一番重要!
最後に、真っ暗でのメバリングにおいて最も大切なことを書いておきます
真っ暗な場所でのメバリングは、いわずとも「危険が伴い」ます
特に足場が悪い場所ではより注意し、可能な限り複数人での釣行がオススメ。真っ暗な場所は人が少ない傾向で、落水したとして気がついてくれる人がいない可能性が高い
滑らない靴、ライフジャケットなどなどを装備し、安全性を確保した上で「真っ暗でのメバリング」を楽しんでいきましょう!
長くなりましたが、最後に少しだけPRさせてください!
僕は釣具メーカー「リグデザイン」や「ワウム」などがある【FIG(フィグ)】の代表をしています。うちのワーム、メバリングにおいて使い勝手良いですし、釣果アップに貢献できる自信しかありません
ぜひストアを覗いて頂けると嬉しいです!