今回の記事では”メバリングにおける「ただ巻き」”についてお話していこうと思います
詰まるところ「メバリングでの釣り方」のお話です。釣果を左右する大事な要素でもあるため、10年以上の経験を元にお話させて頂きます!
目次
メバリングでの「ただ巻き」とは?
そもそも「ただ巻きとは?」という点ですが、
【投げてただ巻いてくる】
言葉通りの意味となっています
ただ巻いてくる・・・と聞くとさも簡単そうに思えますが、実際はシビアな一面もあり腕の差が強く出る釣り方としても知られています
基本的な釣り方として知られている
そんな「ただ巻き」ですが、メバリングの基本的な釣り方として知られています
多くの釣り雑誌や釣りブログなどでも「メバルはただ巻きが基本!」としていることが多く、【メバルはただ巻きで釣るもの】という認識を持っている方、とても多いのではないかと
もちろんこの認識は正しいものですし、実際「ただ巻き」はメバルがよく釣れる釣り方であることは事実ですので、理解を深めテクニックを磨くことで釣果を伸ばせることは間違いないでしょう
初心者の方はまず「ただ巻き」から
特に「メバリング初心者の方」はまずただ巻きから始めてみることをオススメします
(後述しますが)メバリングでの釣り方は多種多様ではあるものの、やはり「ただ巻き」は【投げて巻いてくる】シンプルな釣り方ですし、釣果が出やすい釣り方でもあります
メバリングを始めたばかりの方は、この記事を最後までお読み頂き、「ただ巻きでのメバリング」にて実際に釣果を得てみて下さい!
※「ただ巻き」でのメバリングには、「ワウム」からリリースしております【ワウムシャッド40】というワームがすごく良いです。ぜひ!
メインの釣り方「アンケート結果」
私のインスタにて
「メバリングにてメインの釣り方はどれですか?」とアンケートを取った結果、200名ほどの方にご回答頂き、上記画像のような結果となりました!
より詳しい結果は私のインスタ投稿を覗いてみてください!
「ただ巻き」でメバル釣果を伸ばすポイント
一言で「ただ巻き」とは言っても、メバリングにおいてコンスタントに釣果を伸ばすには経験+予備知識が必要不可欠です
ここでは、メバリング「ただ巻き」にて釣果を伸ばすために知っておきたい9つのことをまとめておきます
- ただ巻きが有効的な場面
- リトリーブスピード
- ジグヘッドの重さ
- 投げる角度
- 投げる方向
- 際を攻める
- レンジの判断
- ランガンする
- ただ巻きに適したワーム
ただ巻きが有効的な場面
まず、メバリングにおいて「ただ巻き」が有効的になる場面、つまり【釣れやすいタイミング】について知っておくことが先決です
メバルは夜暗い時間帯になると「表層」まで浮いてきて積極的な捕食活動を見せるタイミングがあります。「ただ巻き」が最も有利に働くのはこのタイミングですね
詰まるところ、「食い気あるメバルが表層にいるとき」これがリトリーブ(ただ巻き)が最も有効的であると言えます
特に、水面をバチャバチャと捕食音を出しながら騒いでいるときは大チャンス!
音のするほうへ投げ、ゆっくりただ巻きで狙ってみましょう
リトリーブスピード
「ただ巻き」で最も気になるのは「リトリーブスピード」だと思います
つまり「巻くスピード」ですね
特に初心者の頃は「このリトリーブスピードでいいのだろうか・・・?」と頭を悩ませたものです
リトリーブスピードに関しては
- 潮の流れ
- ジグヘッドの重さ
- リールのギア比
- 立ち位置
などなど様々な要素が絡み合いベストスピードが決まります。つまり、答えはない
その都度調整するのが常となりますが、基本としては
【1秒間にハンドル一回転】を基準としておけばOK。
この基準を元に、今現在置かれている状況にマッチした巻きスピードに調整していきましょう
ジグヘッドの重さを知る
メバリングでの「ただ巻き」において【ジグヘッドの重さ】は大事な要素の一つです
特にオーバーウエイトでは釣果を落とす(それも大幅に)要因となる可能性があるため注意してください
メバリング初心者の頃は「少しでも遠くに飛ばしたい」「軽いと何してるか分からないから」と2gや3gのジグヘッドを使ってしまいがちですが、これがマイナスに働くことがあります
特に「表層でのただ巻き」の場合、一定のレンジをしっかり真っ直ぐと引いてくることが釣果を伸ばす鍵となるケースが多いため、適切な重さをセレクトしていきましょう
(個人的には1gを基準とすることが多い)
ただ、場合によっては「ゆっくり沈んでいく動き」に好反応を見せることもあるため、ただ巻きでの釣りに慣れた後にでもやってみてください(後述するフォールの釣りがオススメ)
角度ズラしながら投げる
メバリングにて上手く釣果を伸ばせていない方を見ていると、「ずっと同じところへ投げている」が見受けられます
メバルがウヨウヨとおり、常にその位置にフレッシュなメバルが入ってるならいざ知らず、基本としては「違う位置に入れていくほうが良い」というのが持論です
もちろん、近くに釣り人がいないことは前提ですが、僕の場合だとこのように入れていきます
1投毎に少し角度をズラし投げることで、スレておらずルアーに好反応を示すメバルに出会える確率が飛躍的に高まりますからね。広く探る意味でも、多方向を狙っていくことをオススメします
また、可能であれば真横(際)方向も狙うべきです
投げる方向を意識する
例えば立ち位置から「右」と「左」、どちらに投げるかによって釣果に差が出ることがあります。これは、「メバルがどっちの方向へ顔を向けているか」が大きく関与しているものと考えられます
例えばメバルが潮の流れに向けて顔を向けている場合
上記画像のような場合だと
「右方向へキャストし、流れに乗せてメバルにアプローチする」
ことで、釣果に繋がることが多いです
経験上、キャストする方向はとても大事な要素となり得るため、ここを意識するだけで釣果に大きな差が出るかと
際を攻める
メバルは暗くなると表層近くに浮いてくるタイプのロックフィッシュです
しかし、本質的にはやはり根魚の習性を持っているのか「何かしらの際」に着いていることが多い魚でもあります
つまり、いわゆる「ストラクチャーの周りを攻める」ことも大事な要素であり、詰まるところ「際を攻める」ことも釣果を伸ばす大事な要素です
例えば僕であれば、テトラの際へ横方向にキャストし、沿うように巻いてくることが多いです
テトラの際にはたくさんのメバルが付いており、ピンポイントで狙う感じですね
ただ、「何匹か釣り上げる」「何度も同じ場所を通す」「バラしてしまう」
ことで途端に反応が悪くなるため、(人が少なければ)素早くランガンしフレッシュなメバルを狙っていくことが釣果を伸ばす鍵です
移動できない場合は
- ワームを変えてみる(サイズとか)
- カラーを変えてみる
- 投げる方向を変えてみる
- 場を休ませてみる
など色々試すことも大事ですね
レンジを判断する
メバルは夜になると表層付近へ浮いてくる魚ではありますが、もちろん「表層以外のレンジ(層)」にいることもあります
メバルがいるレンジを外すと(当然ですが)釣果が伸びない原因となるため、メバルがいるレンジをしっかりと把握しておくことが大事です
例えば、表層における「ただ巻き」において全く反応がない・・・
この場合、
- 表層にメバルが浮いていない
- 浮いてはいるが食い気がない
この2つを考えます
浮いてはいるが食い気がない場合、スイッチが入ったときや釣り方の工夫などで釣果を伸ばせることがありますが、「表層にメバルが浮いていない」
↑これはダメ
このようにボトム(底)にメバルがいる場合、いくら表層をただ巻きで攻めたところで釣果には繋がりません
この場合だと、ボトム付近をゆっくりリトリーブ(ただ巻き)してくるか、それが難しいなら底付近における「リフト&フォール」などで細かく探るのがオススメです
ランガンする
ただ巻きにおけるメバリングにて釣果を伸ばすには
「同じところで粘りすぎない」
ことが非常に大事な要素だと考えています
やはり、どうしてもスレてしまうのです。同じところへ同じワームを投げ続けていると、目に見えて反応が悪くなりますからね、こうなると釣果が伸びません
なので、人が少ない状況下であれば素早く「ランガン」して打っていくことが大事。
#4 「角度をズラす」の項目を読んで頂き、ただ巻きにて表層を探り反応がない、反応が薄い場合は10mほど横にズレる。このようにランガンしていくことで
「食い気あるメバル」
を相手に釣りを展開できるようになり、詰まるところ【釣果が伸びる】という訳です
もちろん表層にメバルがいない場合は無理なので、#7の項目を理解して上で展開していくことが大事
ただ巻きに適したワームを使う
メバリングワームは数あれど、やはり「ただ巻きに適したワーム」「あまり向いていないワーム」に分かれます
誤解のないように言うと【基本としてほぼ全てのワームでただ巻きは可能】ではありますが、特に初心者の方にはオートマチック的にワームが動いてくれることが理想的かな?とは考えております
例えばFIGで言うと「ワウムシャッド40」がオススメです
シャッドテールワームなのですが、ただ巻きにてブリブリとロールしながら泳いでくれるため、詰まるところ「アピール力高く、なおかつシンプルに使えるワーム」ですね
僕が監修し作ったワームですし、もちろん僕も実戦において使いまくってるワームです。ぜひ一度、覗いてみてくださいね!
以上が「メバリングのただ巻き」に関する僕の意見です!
ぜひ参考にして頂き、メバリングにて釣果を伸ばして頂けると嬉しく思います!